元ウェディングプランナーが住宅業界に来て絶対に変えたいと思ったこと

ウェディング業界でも、住宅業界でも、同じような違和感を覚えました。

どちらも、人生の大きな節目に関わる仕事です。
本来なら、一番大切にされるべきなのは、選ぶ人の気持ちです。
それなのに、現実には会社の売上や利益、契約数が優先されやすい構造があります。

もちろん、会社として売上を上げることは必要です。
事業である以上、利益がなければ続けることはできません。
でも、そのためにお客様の気持ちが置き去りになるのは違うと思っています。

ウェディングも住宅も、一生に何度もあるものではありません。
だからこそ、売る側の都合ではなく、選ぶ人のためにあるべきです。

私たちが住宅業界で変えたいと思っていることを、正直に話します。

ウェディング業界でも感じた「売上優先」の構造

ウェディングプランナーの仕事は、とても華やかに見えます。
結婚式という人生の大切な日に関わり、お客様の想いを形にしていく仕事です。

でも、その裏側では、会社としての売上や利益が優先されやすい場面もあります。

「一生に一度の幸せ」を支えるはずの場所でも、会社の都合が先に立つことがあります。

「一生に一度の幸せ」を謳いながら会社の売上が優先される現実

結婚式は、多くの人にとって一生に一度の大切な日です。
だからこそ、本来であれば、新郎新婦が何を大切にしたいのか、
どんな時間にしたいのか、どんな人たちに感謝を伝えたいのかを丁寧に聞くことが大切です。

でも現場では、ときに会社の売上が先に来ることがあります。
追加の演出、装花、料理、衣装、写真、映像。
もちろん、どれも結婚式を良くするための大切な要素です。

ただ、その提案が本当にお客様のためなのか、それとも売上を上げるためなのか。
そこに違和感を覚える場面もありました。

結婚式は、金額が大きくなりやすいものです。
一つひとつは数万円でも、積み重なると大きな負担になります。

それでも「一生に一度だから」という言葉で、判断が難しくなることがあります。
幸せな日を支える仕事のはずなのに、気づけば会社側の都合が優先されている。

その違和感は、今でも忘れていません。

お客様のためではなく会社のための式場

式場は、本来お客様のための場所です。
新郎新婦が大切な人たちと過ごし、感謝を伝え、これからの人生を始める場所です。

でも、運営する会社にとっては、売上を作る場所でもあります。

見学に来てもらう。
成約してもらう。
単価を上げる。
オプションを追加してもらう。

そうした目標があること自体は、事業として自然なことです。
ただ、その目標が強くなりすぎると、お客様の気持ちよりも
会社としての数字が前に出てしまいます。

「この提案は本当にこの人たちのためなのか」
「それとも、会社にとって都合がいいからすすめているのか」

そう考えてしまう場面がありました。

お客様は、式場の仕組みをすべて知っているわけではありません。
初めてのことだからこそ、プランナーの言葉を信じます。

だからこそ、売る側には誠実さが必要です。
その誠実さが、会社の都合によって揺らぐことがある。

それが、私がウェディング業界で感じた大きな違和感でした。

この違和感がすべての出発点だった

ウェディングプランナーとして働く中で、ずっと心に残っていたことがあります。
一生に一度の大切な決断をする人ほど、売る側の都合に影響されやすいということです。

初めてだから分からない。
相場も判断軸も分からない。
でも、失敗したくない。
大切な日だから、後悔したくない。

そういう気持ちがあるからこそ、提案する側の影響力は大きくなります。
だからこそ、提案する側が本当にお客様のために考えているかどうかが、とても重要です。

この違和感は、ウェディング業界だけのものではありませんでした。
住宅業界に来たとき、私は同じような構造を感じました。

人生の大きな決断を前にした人が、業界側の都合に巻き込まれやすい。
その構造を見たとき、これは変えたいと思いました。

この章のまとめ

✓ ウェディング業界にも売上優先の
構造があった
✓ 「一生に一度の幸せ」の裏側に
会社側の都合がある
✓ この違和感がすべての出発点になった

住宅業界はさらに深刻だった

住宅業界に来て感じたのは、
ウェディング業界と同じような構造があるということでした。
しかも、住宅は金額がさらに大きく、判断も難しく、後からやり直しにくいものです。

だからこそ、売る側の都合が優先される構造は、より深刻だと感じました。

住宅業界でも、ユーザーの判断よりも、会社側の集客や売上が優先されやすい構造があります。

ウェディングと同じ構造が住宅業界にもあった

ウェディングも住宅も、人生の大きな節目です。

どちらも金額が大きく、初めて経験する人が多く、
専門知識がないまま判断しなければいけません。

だからこそ、本来ならお客様の気持ちや状況を丁寧に聞くことが大切です。
でも住宅業界でも、会社側の都合が先に来る場面があります。

問い合わせを増やしたい。
展示場に来てほしい。
商談につなげたい。
契約してほしい。

住宅会社としては自然な流れかもしれません。
ただ、ユーザー側はまだそこまで進んでいないことがあります。

まずは情報を見たいだけ。
少し比較したいだけ。
家族で話す材料がほしいだけ。
いきなり営業されるのは不安。

この温度差があるまま接点が生まれると、ユーザーは身構えてしまいます。
ウェディングでも住宅でも、共通しているのは、選ぶ人が弱い立場になりやすいということです。

初めてで分からないからこそ、売る側の言葉に左右されやすい。

だからこそ、売る側の都合をそのまま押しつける構造は
変えなければいけないと思っています。

プラットフォームも展示場も大手優先

住宅業界では、ユーザーが最初に触れる場所にも偏りがあります。

住宅展示場には、出展できる会社が並びます。
ポータルサイトや比較サイトでは、広告費や掲載料を払った会社が
目立ちやすくなることがあります。

もちろん、それ自体がすべて悪いわけではありません。

展示場には実物を見られる良さがあります。
ポータルサイトには、多くの会社を一覧で見られる便利さがあります。
ただ、その場所に出ている会社が、必ずしもユーザーにとって最適な順番で
並んでいるわけではありません。

お金を払える会社が目立つ。
広告を出している会社が上に出る。
大きな会社ほど見つけやすい。

こうした構造があると、ユーザーは知らないうちに、見える範囲の中だけで選ぶことになります。

本当は、地域に良い工務店があるかもしれません。
自分たちに合う会社が、目立つ場所には出ていないかもしれません。
でも、最初に見える情報が偏っていると、その選択肢に気づけないことがあります。

ここに、住宅業界の大きな問題があると感じています。

誰もユーザーのことを考えていない業界

住宅業界を見ていて感じるのは、ユーザーよりも
会社側の都合が優先されやすい構造があるということです。

住宅会社は契約を取りたい。
展示場は出展企業を集めたい。
ポータルサイトは掲載企業を増やしたい。
広告は問い合わせを増やしたい。

それぞれの立場では、自然な動きです。
ただ、その結果として、ユーザーが本当に知りたいことが見えにくくなることがあります。

自分たちに合う会社はどこなのか。
営業されずに比較できる場所はあるのか。
広告ではない本音の情報はどこにあるのか。
見学前に相談できる相手はいるのか。

こうしたユーザーの悩みが、置き去りになっているように感じることがあります。

誰かが悪いというより、構造そのものがユーザー不在になりやすい。
だからこそ、私たちはそこに入る必要があると思いました。

ユーザー側に立って、情報を整理する人が必要です。
営業するためではなく、納得して選ぶために寄り添う人が必要です。

この章のまとめ

✓ 住宅業界にもウェディングと
同じ構造がある
✓ プラットフォームも展示場も大手や
広告費を出せる会社が目立ちやすい
✓ ユーザーよりも会社側の都合が
優先されやすい構造がある

だから私たちはここにいる

私たちが住宅業界にいる理由は、ただ便利なサービスを作りたいからではありません。
業界の構造に違和感があり、そのままにしたくないと思ったからです。

ウェディングでも住宅でも、人生の大きな決断をする人が、売る側の都合に巻き込まれやすい。
その構造を変えたいと思っています。

私たちは、売る側ではなく、選ぶ人のために立つ存在でありたいと思っています。

ウェディングでも住宅でも同じ怒りを感じた

ウェディング業界で感じた違和感は、住宅業界に来て、怒りに近い感情に変わりました。

結婚式も家づくりも、どちらも人生の大きな節目です。
本来なら、もっと丁寧に、もっと誠実に、もっとその人の気持ちを中心に考えられるべきです。

でも実際には、会社の売上、広告、集客、契約、紹介料など
売る側の仕組みが先に動いています。
そしてユーザーは、その仕組みをよく知らないまま選ばされてしまうことがあります。

これはおかしいと思いました。

家づくりを考える人は、営業対象ではありません。
一生に一度の大きな決断を前にして、不安になりながら情報を探している人です。
その人たちに対して、売上のために近づくのではなく、
まず不安を聞くことが必要だと思っています。

この怒りは、誰かを攻撃したい怒りではありません。
ユーザーが置き去りになる構造を、このままにしたくないという怒りです。

この業界を絶対に変えたい

住宅業界には、良い会社もたくさんあります。

誠実に家づくりをしている工務店もあります。
お客様の暮らしを本気で考えている担当者もいます。
地域に根ざして、丁寧に仕事をしている会社もあります。

でも、その良い会社が、必ずしもユーザーに見つけてもらえるとは限りません。

広告を出している会社が目立つ。
展示場に出ている会社が選ばれやすい。
大きな会社の情報ばかりが届く。

この構造の中では、本当にユーザーに合う会社が埋もれてしまうことがあります。

変えたいのは、住宅会社そのものではありません。
変えたいのは、ユーザーが情報にたどり着くまでの構造です。

見たいだけの人が、営業されずに見られること。
比較したい人が、落ち着いて比べられること。
迷っている人が、会社側ではない立場の人に相談できること。

そういう当たり前の場所を作りたいと思っています。

住宅業界を大きく変えることは簡単ではありません。
それでも、ユーザー側に立つ場所を作ることから始めたい。

私たちは、そう考えています。

ユーザーの味方でいることを仕事にする

「ユーザーの味方でいる」というのは、きれいな言葉だけではありません。

実際にそれを仕事にするには、立場をはっきりさせる必要があります。

住宅会社の味方なのか。
広告主の味方なのか。
掲載企業の味方なのか。
それとも、家づくりを考える人の味方なのか。

私たちは、家づくりを考える人の側に立ちたいと思っています。

だから、営業される前に見られる仕組みを作る。
中立な立場で情報を整理する。
必要なときだけ相談できる形にする。
合わない会社を無理にすすめない。

こうしたことにこだわっています。

ユーザーの味方でいるためには、耳ざわりのいいことだけを言うわけにはいきません。
ときには、業界の構造について正直に話す必要があります。
大手が悪い、工務店が正しい、という単純な話でもありません。

大切なのは、ユーザーが何も知らないまま選ばされないことです。

自分で納得して選べる状態を作ること。
それを仕事にしたいと思っています。

この章のまとめ

✓ 業界への怒りが私たちの原動力
になっている
✓ 変えたいのはユーザーが情報に
たどり着くまでの構造
✓ ユーザーの味方でいることを
仕事にしたい

ウェディングプランナーとして培ってきたものを住宅業界で活かす

ウェディングプランナーとして大切にしてきたことは、
住宅業界でも変わりません。

まず話を聞くこと。

その人が何を大切にしているのか、何に不安を感じているのか、
どんな未来を思い描いているのかを知ることです。

人生の大きな決断では、条件だけでなく、その人の気持ちに寄り添うことが大切です。

お客様の話を聞くことが最初

ウェディングでも住宅でも、最初に必要なのは提案ではありません。

まず話を聞くことです。

どんな結婚式にしたいのか。
どんな家で暮らしたいのか。
何を大切にしたいのか。
何が不安なのか。
何に迷っているのか。

ここを聞かないまま提案しても、本当にその人に合うものは見えてきません。

住宅業界では、つい会社や商品から話が始まりがちです。
性能、価格、工法、間取り、デザイン、保証。
どれも大切です。

でもその前に、その人たちがどんな暮らしをしたいのかを聞く必要があります。

家は、商品ではあります。でも、ただの商品ではありません。
その家で、毎日の暮らしが続いていきます。
だからこそ、条件だけでなく、気持ちや背景まで聞くことが大切です。

ウェディングプランナーとして培ってきた「聞く力」は、住宅業界でも必要だと思っています。

一生に一度の買い物を後悔させたくない

結婚式も家づくりも、後から簡単にやり直せるものではありません。
だからこそ、決める前の時間がとても大切です。

勢いで決める。
すすめられるままに進める。
よく分からないまま契約する。
あとから「もっと調べればよかった」と思う。

そういう後悔を、できるだけ減らしたいと思っています。

家づくりでは、分からないことが多いのが普通です。
土地、資金計画、住宅性能、間取り、会社選び、見学、契約。

初めてのことばかりだから、迷うのは当然です。
その迷いを、急がせるのではなく、一緒に整理する。

今すぐ決めなくてもいいこと。
先に確認した方がいいこと。
見学前に考えておくといいこと。
自分たちに合う会社を見極めるための視点。

そうしたことを一緒に考えることで、後悔は減らせると思っています。
一生に一度の買い物だからこそ、売る側のペースではなく、選ぶ人のペースで進めるべきです。

これが私たちがここにいる理由

私たちは、住宅会社の代わりに営業したいわけではありません。
ユーザーをどこかの会社に無理に送客したいわけでもありません。

私たちがしたいのは、家づくりを考える人が、納得して選べる状態を作ることです。

そのために、情報を整理する。
不安を聞く。
必要なときに相談に乗る。
住宅会社に会う前に、考えを整える。
合いそうな会社を見つける手助けをする。

この役割が、住宅業界には必要だと思っています。

ウェディング業界で感じた違和感。
住宅業界で感じた怒り。
そして、一生に一度の決断を後悔させたくないという思い。

そのすべてが、私たちがここにいる理由です。

きれいごとに聞こえるかもしれません。でも、私たちは本気でそう思っています。
家づくりを、売る側の都合ではなく、選ぶ人のためのものにしたい。

そのために、これからも正直に、ユーザーの側に立ち続けます。

この章のまとめ

✓ まずお客様の話を聞くことが大切
✓ 一生に一度の買い物を
後悔させたくない
✓ これが、私たちがここにいる理由

まずは、話す前に眺めてみるところから

家づくりは、いきなり住宅会社に相談しなくても大丈夫です。

まずは、どんな会社があるのかを見てみる。
自分たちは何を大切にしたいのかを考えてみる。
気になることがあれば、誰かに聞いてみる。

そのくらいの一歩からで十分です。
デジタル住宅展示場では、営業される前に、落ち着いて工務店を眺めることができます。

家づくりを、売る側の都合ではなく、自分たちの納得から始めたい方へ。
まずは気軽に見てみてください。